ツワブキ 変わり花
2020年にツワブキの花物の記事(ツワブキの変わり花、ツワブキの八重咲、ツワブキの変わり花2)を書きましたが、2021年も様々な花が咲きました。まず昨年、開花を確認できなかった色違いの花物の紹介です。
昨年2020年記事の再記載になりますが、ツワブキの花物の簡単な分類です。
- 花色
*基本色は黄色
*クリーム色から白色
*オレンジ色 - 花弁数
*基本は一重
*八重
*千重 - 花弁の形
*基本は周辺花の花弁は楕円形
*管咲き:周辺花の花弁の先が円筒状
*丁字咲き:中心花が顕著な円筒状
*切れ込み:周辺花の花弁先端が切れ込む
*内巻き:周辺化の花弁が短辺方向に折れ曲がる
今回は、花色の白色(クリーム色)、オレンジ色の紹介です。
「朱光」オレンジ花 と 「四国神龍」筒状花
オレンジ花の品種の「朱光」です。
写真より実物の方が分かりやすいのですが、明らかに色のトーンが異なります。ただし、濃厚なオレンジではないようです。一番イメージしやすい色はオレンジというより、山吹色になると思います。
別の株の花では、面白い周辺花が混じっていました。
周辺花の一部が筒状花になっていました。オレンジの完全筒状花となると面白いです。安直に考えると、やっぱり黄色の完全筒状花の「四国神龍」との交配でしょうか?。。。
今年も四国神龍は咲いてくれてます。
一輪で見ると四国神龍は珍しい花形で綺麗です。しかし、複数咲いている株姿を見ると、少し変な感じです。。。
「白蓮」白花?クリーム色花?
白花?の品種の「白蓮」です。
?と書いた通り、白花とは言い難く、せいぜいクリーム色です。中央の中心花が開花途中であるのに、周りの周辺花の色がクリーム色になっているので、花色は品種特性です。ただし、普通の黄色の花でも開花終了時期には色が抜けてくるので、混同しやすいです(どんな花でも開花終了時期にはクリーム色花?になります…)。
こちらの花は、黄色からクリーム色の変化が見て取れます。
普通の黄花と比較すると分かりやすいです。左が白(クリーム色)花の白蓮、右が通常の黄花です。
花色を比べると、白(クリーム色)花が際立ちます。が、、、単体で白(クリーム色)花を見ると、あまりパッとしません。。。残念ながら。
ツワブキ 花色比較
最後にせっかくツワブキの3色が同時に咲いていたので、集合写真です。
これなら3色の差がよく分かると思います。異様な花とも見える「四国神龍」より、やっぱり綺麗ですね。
ただ、より白い白花、より濃いオレンジ花があれば、確認したいところです。白花は、「大社白」「白兎」といった普及品種があります。オレンジ花はまだ珍しいようですが、たまにオークションで濃オレンジ花とされる品種を見かけます。今回、確認した「朱光」「白蓮」との色の濃さの差が分かれば興味深いところです。ただ葉芸と違って、花物は開花を現物確認してから入手したいところですが、なかなか機会が無いですね。