2022年の二番花は「長州桃花」
前記事「リコリス科(ヒガンバナ科)の一番花」の次の二番花の紹介です。彼岸入りの9月20日の直前19日の花の紹介です。ちょうど大きな台風が来ていて、開花が見られるか心配でしたが、「長州桃花」は、しっかりした花茎の上に咲いてくれました。
長州桃花の綺麗なところは、上品な薄ピンク色だけではありません。よく見ると、花弁が白覆輪になっていることが分かります。
同じタイミングで、近所の道端では、紅白のヒガンバナが咲き乱れていました。
「長州桃花」が、道端に普通に咲く赤花のヒガンバナ(曼殊沙華)と同じような花形・開花時期であり、リコリス・ラディアータ(Lycoris Radiata)と同系統の花と分かります。この後、普通の曼殊沙華と全く同じような葉が伸長していきます。
ちなみに、同じリコリス・ラディアータの八重咲ヒガンバナは、開花までもう少しです。八重咲ヒガンバナの「井上八重」の、彼岸直前の9月19日の花茎です。
7つの花茎が上がっています。こちらのヒガンバナこそ、名の通り、秋のお彼岸の期間に満開になってくれそうです。
もう一つの二番花はリコリス「オーレア」
もう一つの二番花がリコリス「オーレア」です。明確な品種名は不明で入手したのですが、ショウキズイセンほど派手な黄色ではありません。しかし、クリーム色よりは黄色が強い花です。言葉としては、山吹色が最も似合う色に感じます。
台風の暴風で、一つの花房が折れてしまって、綺麗に咲けませんでした。。。しかも、今期は1輪だけの開花なようで、綺麗な花は来年に持ち越しです。残念。
このオレンジ花の品種も、前記事に紹介した桃に青を差す品種も然りで、品種名が分からないのはとても困ります。黄花のリコリスの品種を探していると、山の根ゴールド、ゴールドフレームなんてのがあるようですが、、、。
リコリスの季節は続く
前記事に書いた通り、道端に咲く曼殊沙華(ヒガンバナ)だけでなく、リコリスという園芸植物として育てると、色々な品種を育てて、長い開花を楽しめます。次のリコリスの記事は、八重咲ヒガンバナを紹介できそうです。
紹介記事は、ついつい開花紹介になりがちですが、開花だけでなく、花芽が上がってくる過程も育てる側を楽しませてくれます。4枚目の写真の八重咲ヒガンバナ「井上八重」の花茎は、写真を撮る二日前にはまったく花芽が上がってこずで、心配させられました。朝にプランターを見ると、昨日まで何もなかった土から花芽がにょきっと出ているのを発見することは、開花以上に楽しい一瞬でもあります。