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モンステラ ハーフムーンの紹介 |2022年冬

モンステラ ハーフムーン、フルムーン

 前記事「モンステラ マクロコズムは難しい」から続いて、今度はモンステラ・デリシオーサ「ハーフムーン」に注目します。『ハーフムーン』とは葉の半分に斑が入る斑を意味します。似たような言葉の使い方で、フルムーンがあります。『フルムーン』は、葉の全部に斑が入る斑を意味します。この2つの言葉もここ数年でよく使われているように思います。
 まずは2021年の夏の葉からピックアップします。まだ枝の充実が不十分で、デリシオーサらしい葉は見られませんが、斑の入り方は一目瞭然です。
 最初は、記事タイトルの『ハーフムーン』です。

モンステラ-デリシオーサ-ハーフムーン

モンステラ・デリシオーサ「ハーフムーン」

 中央の葉脈で真っ二つに色が別れています。斑の部分は徐々に傷んできますので、ずっと楽しめませんが、その分、展開直後の葉はとても綺麗に感じます。
 続いて、フルムーンの葉です。先ほどのハーフムーンとは別株の葉です。

モンステラ-デリシオーサ-フルムーン

モンステラ・デリシオーサ「フルムーン」

 ハーフムーンと同じクリーム色の斑が大きな葉の全面に広がり、とても美しいです。ただし、ハーフムーン以上に斑の傷みは早く、時間が経つと見るも無残に葉が茶変します。他の植物にも共通しますが、フルムーン=全斑となると、葉緑素が無く光合成できないので、その芽は枯死します。厳密には、同株のフルムーンとなった枝以外の枝で光合成することで、フルムーンの芽を維持できますが、デリシオーサの最大の特徴の巨大葉まで成長させるのは難しいです。
 次に1/4ムーン?(左側)と新月?(右側・・・ただの緑葉)です。こちらは、最初の写真のハーフムーンの株と同じ株からの写真です。

モンステラ-デリシオーサ-ハーフムーン

モンステラ・デリシオーサ「1/4ムーン?」「新月?(緑葉)」

 全ての葉に共通した斑の入り方は、斑が複数の場所に散らばることなく、塗りつぶされるように広がっていることです。モンステラ特有の切込みが入っていない若葉で見ると、まさに月の満ち欠けのように、1/4から半分、そして全面が白斑に塗りつぶされる感じです。

モンステラ イエローモンスターとの比較

 次に、もう一つの斑入り品種のイエローモンスター(タイコンステレーション)と比較します。

モンステラ-デリシオーサ-イエローモンスター-タイコンステレーション

モンステラ・デリシオーサ「イエローモンスター(タイコンステレーション)」

 イエローという名前の通り、薄黄色からクリーム色の斑です。そして、「コンステレーション=Constellation=星座」と称される通り、葉全面の散り斑になります。散り斑が大きく表れて、切り斑状の部分もあります。ただし、葉のどこを切り取っても、斑が全くない部分はありません。葉全面に、本当に綺麗に斑が入るものと感心します。切り斑状の部分をよく見ると、葉の表裏ともに斑が入っている濃いクリーム色と、葉の表裏の片面だけに入っている薄いクリーム色があり、三光斑に見えてとても綺麗です。

モンステラ ハーフムーン、フルムーンの成長葉

 最初にお見せしたハーフムーン、フルムーンの葉は、2021年の夏の葉です。その後、無事に成長した2022年冬の葉を紹介します。まずハーフムーンです。

モンステラ-デリシオーサ-ハーフムーン

モンステラ・デリシオーサ「ハーフムーン」

 半年でモンステラ・デリシオーサらしい大きな葉に成長しました。大きな葉のど真ん中で白緑に別れています。比較すると、白い半分の方が小さいのは、やはり葉緑素が無く成長しにくいからかなと思います。
 続いて、フルムーンです。

モンステラ-デリシオーサ-フルムーン

モンステラ・デリシオーサ「フルムーン」

 こちらも半年経過して、デリシオーサらしくなっています。ただ、ハーフムーンよりは切込みや穴が少なく、成長が遅いことが分かります。もちろん、フルムーンの枝だけの株では成長できません。同じ株の別の枝が緑葉で、この緑葉の枝の養分で育っていることになります。

モンステラ ハーフムーンの斑の継続

 ハーフムーンと名が付いていますが、特徴である斑の継続性を確認します。切り斑がたまたま半分に入った時だけ「ハーフムーン!」と言っていたら、もちろん名前が付きません。上の写真の葉の前の葉、前の前の葉と追ってみます。
 まず前の葉です。

モンステラ-デリシオーサ-ハーフムーン

モンステラ・デリシオーサ「ハーフムーン」

 1/4ムーンでした。偶然と思いますが、最初に挙げた1/4ムーンと同じ位置です。イエローモンスターと違って、ベタっと連続した斑になります。
 次に前の前の葉と、前の前の前の葉です。

モンステラ-デリシオーサ-ハーフムーン

モンステラ・デリシオーサ「ハーフムーン」

 どちらも綺麗なハーフムーンです。ハーフムーンの白斑が左側に見られることも継続されています。ただし、葉は少し古くなっているので、斑の傷みが見えます。
 今回は、冬の最近の4枚の葉を追いましたが、75%で見事なハーフムーンでした。

まとめ

 モンステラ・デリシオーサ「ハーフムーン」の葉の継続性を見てみました。100%ではないですが、半分以上の高確率で、綺麗に真っ二つに斑が入る「ハーフムーン」が見られることが分かります。夏の頃には、緑葉も混じっていましたので、夏の若葉からカウントしていると、ハーフムーン確率は75%より下がるかもしれません。しかし、50%は「ハーフムーン」が出ることは間違いないと思います。「ハーフムーン」を入手する際は、最低でも50%以上の葉で、「ハーフムーン」が見られることを確認するべきです
 ハーフムーン」の斑の特徴は、「イエローモンスター」の斑の特徴と比較することで、差異が分かりやすいです。「イエローモンスター」は見事に葉全面に散り斑になり、非常に均質です。「イエローモンスター」から普通の「斑無し」に戻ることはあり得ないと思います。
 一方、「ハーフムーン」はべったりと塗りつぶしたような切り斑です。斑の入り方が変わると一気に「斑無し」に戻る可能性を感じます。

 どちらも綺麗なモンステラ・デリシオーサですが、敢えて長所・短所を比較すると、

  • ハーフムーン
    <長所>真っ二つに斑が入る葉姿が間違いなく観賞価値が高い
    <短所>斑の傷みは早く、長い間、綺麗な状態で観賞できない
    <短所>斑の継続には、管理が必要
  • イエローモンスター
    <長所>斑の安定性は抜群で、斑の継続性は間違いなし
    <長所>斑の傷みは発生しにくく、観賞期間も長い
    <短所>ハーフムーンに比べると、斑が賑やかすぎる
    (短所というか主観です…モンステラらしいとも思います…)

 比較すると、やっぱり「イエローモンスター」の方が管理しやすい点で優れると思います。ただ、、大きな葉に真っ二つに入る「ハーフムーン」の美しさは、間違いなく大きな魅力です。
 続いて、「ハーフムーンの作り方」と題して、「ハーフムーン」の葉軸、枝から、どのように「ハーフムーン」を作るか?を調べてみたいと思っています。



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