HxT亜属間交配スイレン

トロピック・スター 今期最後! |2020年秋

トロピック・スター(HxT亜属間交配スイレン)の紹介

 アメリカのマイク・ジャイルズ氏によって作出されたHxT亜属間交配スイレンの品種です。花の特徴は、HxT亜属間交配スイレンに特徴的な蛍光ピンク色の花弁で、星型に大きく咲きます。
 亜属間交配スイレンとは、熱帯性スイレンと耐寒性スイレンの交配スイレンです。熱帯性スイレンの特性を持ったスイレンを、耐寒性スイレンと同じように簡単に育てられるようにしたものです。
 トロピック・スターの熱帯性スイレンから得た特性は、耐寒性スイレンに無い花色の蛍光ピンクの花弁と、熱帯性スイレンの多花性を得ています。初期の亜属間交配スイレン(サイアムパープル1,2やサイアムピンク1,2)に比べ、耐寒性は改善されており、耐寒性スイレンと同じように、水中放置の冬越しで問題ありません。熱帯性スイレンの特性ではないですが、花のサイズも大きく存在感があります。
 今回は、2020年最後の花、10月20日に咲いている花です。育てている耐寒性スイレン、HxT亜属間交配スイレンの数品種の中でも最後の花になるようです。

スイレン-トロピックスター-HT亜属間交配スイレン

HT亜属間交配スイレン「トロピックスター」の2020年10月

 真夏の花に比べて、ピンクが濃厚に発色してます。花弁に少し皺が入り、花が小さくなっているのは、最終花のため仕方なしです。ピンク色が濃厚になるのは初めて知りました。
 真夏のトロピックスターの花色は、もっと透明感のある蛍光ピンクに感じます。花弁が大きく開き、花自体も大きいです。8月の花写真ですが、2輪咲きしています。

スイレン-トロピックスター-HT亜属間交配スイレン

HT亜属間交配スイレン「トロピックスター」の2020年8月

フェイ・マクドナルド(HxT亜属間交配スイレン)の紹介

 ついでに、マイク・ジャイルズ氏によりトロピック・スターと同時に発売されたHxT亜属間交配スイレンのフェイ・マクドナルドです。
 フェイ・マクドナルドの熱帯性スイレンから得た最大の特性は、薄紫~藤色の花色です。耐寒性スイレンには青系・紫系の色はないので、HxT亜属間交配スイレンの最大の作出目的と思います。もちろん、熱帯性スイレンの多花性も得ており、開花もたくさん楽しめます。

スイレン-フェイマクドナルド-HT亜属間交配スイレン

HT亜属間交配スイレン「フェイマクドナルド」の2020年9月

 花形はトロピック・スターに似たスター咲きに近いです。花付きも良好で、トロピック・スターと同様に1シーズンでたくさんの花を楽しめます。若干ですが、フェイマクドナルドの方が開花数は少ないように感じますが。
 トロピック・スターが大きな花を咲かせるのに対し、フェイ・マクドナルドは標準的なスイレンの花のサイズになります(花のサイズは栽培環境で変わりますので、あくまでマンションのベランダ庭でのスイレン鉢栽培を共通条件としての比較です)。
 蛍光ピンクのトロピック・スター、薄紫のフェイ・マクドナルドとくると、3種セットで発売された残りの濃紫のヴィオリシャスも紹介したいのですが、育てていません。。。
 濃紫系のHxT亜属間交配スイレンはすでに多種、販売されていますが、濃紫から赤紫の色幅の品種が多いようです。個人的には赤紫色があまり好きではありません。私の好みの花色は、青紫~青になりますが、まだ紫系でなく青系のHxT亜属間交配スイレンは販売されていないようです。もちろん熱帯性スイレンでは完全な青系の花がありますが、冬越しの手間がかかるので育てるのを避けています。。。

育てたいスイレン ~HxT亜属間交配スイレン~

 HxT亜属間交配スイレンは、熱帯性スイレンと耐寒性スイレンの交配スイレンです。品種の特徴は、耐寒性スイレンの育てやすさをベースに、熱帯性スイレンの特性を追加したスイレンのイメージになります。HxT亜属間交配スイレンだからこそ得られる特徴は、

  1. 耐寒性スイレンにない花色・・・トロピック・スターの蛍光ピンク、フェイ・マクドナルドの薄紫・藤色は魅力的です。紹介できていませんが、濃紫、赤紫の品種も多数発表されています。ただし、熱帯性スイレンにある青花はまだありません。
  2. 耐寒性スイレンと同じ育て方・・・熱帯性スイレンの面倒な冬越し作業は不要です。ただし、初期のHxT亜属間交配スイレン(サイアムパープル1,2やサイアムピンク1,2等)には耐寒性の低いものが多いので注意が必要です。
  3. 熱帯性スイレン並みの多花性・・・耐寒性スイレンにも品種によっては充分に多花性ですが、多花性に加えて開花シーズンが長く10月頃まで開花を続けます。

になります。
 トロピックスター、フェイマクドナルドは3つの特性をすべて併せもつ品種でありお勧めです。唯一のデメリットは、少し高額(1万円前後)なことです。ただし、普通に管理していれば、冬に根茎を腐らせることもなく長く楽しめますので、納得の価格と言えます。
 参考までに、入手しやすいHxT亜属間交配スイレンの特性をまとめまておきます。

品種名 花色 耐寒性 開花数 入手性/価格 コメント
サイアムパープル1 青紫~紫 × × ◎/2000円以下
サイアムパープル2 紫~赤紫 × ◎/2000円以下
サイアムピンク1 蛍光ピンク × ◎/2000円以下
サイアムピンク2 蛍光ピンク × ◎/2000円以下
サイアム
ピンクティップス
薄桃
先端濃桃
△/2000円以下
クイーン
シリキット
青紫~紫
底白
〇/5000円以下 カップ咲きはレア
パープル
ファンタジー
濃紫 △/10000円程度 かなり濃厚な紫
トロピックスター 蛍光ピンク 〇/10000円程度 花サイズ大
サイアムピンクの
上位互換
ヴィオリシャス 濃紫~濃桃 〇/10000円程度
フェイマクドナルド 薄紫~藤色 〇/10000円程度 サイアムパープル1
の上位互換

 あくまで私見ですので参考までに(×△〇◎の比較なので、定量性がないですが)。

-HxT亜属間交配スイレン
-,

© 2026 エンジニア的!ベランダガーデニング スイレン編