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斑入りピーマンの挿し木~1ヶ月後~|2020年秋

斑入りピーマンの挿し木

 我が家の稀少野菜の斑入りピーマンの挿し木後の観察メモです。挿し木の記事は斑入りピーマンの挿し木|2020年を参照ください。寿命が尽きる前に、何とかコピーの株を作るべく、奮闘しています。

斑入りピーマンの挿し木~10日後~

観察状態10日後

 枝の色が緑から茶色に変わっていたので、確認したら、やっぱり枯れていました。この時点で、成功率はN=1/5で20%です。この低確率では、同条件で挿し木はできないですね。10日で早々にNG判断できたので、その後に続く無駄な手間が省けて良かったと考えますが。

失敗の原因

 失敗の原因は、「9月上旬の暑さ」、つまり『挿し木を開始した時期が不適』と推定します。
水切れせずに管理し、管理エラーはありません。枝の太さや形状が比較的、似ているパッションフルーツの挿し木でも、初秋に比べて、真夏に近い時期は挿し木成功率が著しく低い結果がありますので、同じ理由だと考えます。

失敗の判断基準

 失敗は、カットされた葉が枯れ落ちたことに加え、地上部の枝が全て変色(茶色)していることで、判断しました。
 注意点は、葉が枯れ落ちただけで失敗と判断しないこと、地上部の枝の根元がまだ緑の場合も、まだ失敗と判断しないことです。
 挿し木の成功した時の状態は、

  1. 地上部の節から新芽・新葉が育ち始めること
  2. 地上部の節は枯れているが、地下の芽から新芽・新葉が育ち始めること

です。
 1.地上芽の成長での判断だけでなく、2.地下芽の成長を含めて判断する必要があります。そのために、地上部の枝の根元が緑の場合は、まだ失敗と判断すべきでないです。
 ただし、大前提は、挿し穂の節数を2節以上にして、地下に1節を埋めておくことです。1節で挿し木をすると、必然的に地下に節がありませんので、2.地下芽の成長の可能性はかなり低くなります。

斑入りピーマンの挿し木~1ヵ月後~

観察状態1ヶ月後

 生き残った1株の1か月後の状態です。見比べると、葉数が増えていることが分かります。ただ、まだ苗ともいいにくいサイズ感です。。。
 発根を確認したので、成長を早めるべく、化成肥料のIB肥料(白い粒)をやりました。(IB肥料は、N-P-Kが10-10-10のものです。IB肥料は使い勝手が良い=無難に使える、優れた肥料だと思います。また記事にしたいと思います。)

今後(秋、冬)の管理

 過去にも、このサイズまでは挿し木を成功させたことがありますが、生育が緩慢になる10月以降に枯らしてしまっています。
 オリジナルの大株もですが、この挿し木株も室内への取り込みタイミングを間違えないようにして、来年には、挿し木株で作った斑入りピーマン炒めを食べたいと思います。
 挿し木株は、11月には室内の暖かいリビングの窓際に移動させます。

斑入りピーマンの挿し木 ~2020年のまとめ~

 今回の斑入りピーマンの挿し木検討で分かったことは、

  • 植物種類・・・ピーマンでも挿し木で増殖可能であること
  • 挿し木タイミング・・・晩夏の挿し木は成功率が低い

 挿し木成功株の今後の注意点

  • 生育が緩慢になる秋から冬の温度管理

 次回の検討すべきポイントは、

  • 挿し木のタイミングの調整・・・ベストな挿し木時期とされる梅雨時での挿し木のトライ

となります。
 今回の知見を活かして、来年以降は余って仕方がないくらいの株を作りたいと思います。

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